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道長四十五歳の時の歌

尼上さま(穆子)が九月十余日に、観音寺(かんのんじ)の御堂を作らせてその法事をするというので、倫子(りんし)さまも寺に行って、法事が終わったので帰られました。尼上はそのまま観音寺(かんのんじ)にとどまっていらっしゃったので、翌朝、道長さまより(★ここは説明にする)
「そちらは嵐吹く山。そんなところにあなたを置きっぱなしにして帰ってきた私たちはあなたのことが心配で上の空。私たちの気持ちと同じように今日の空はしぐれております。時雨は私たちの涙なんです」(あらしふくみやまのさとにきみをヽきてこころもそらに今日はしぐるる)
 道長は早朝倫子を迎えに行って、二人で帰ったんですね。だから穆子は観音寺に残ったんです。道長はやさしいね。穆子を心配して歌を贈ったのでした。
この観音寺の法事は寛弘七年(一〇一〇年)九月。道長は四十五歳(★『御堂関白記中』五八頁)。

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