« やはり今までの | トップページ | ☀️🙋‍♀️❗️おはようございます »

比喩ではございません

★松と雪の文付枝に関して「比喩」とか「実景」ではない、という
ご意見をいただきますが、これは実景ですね。

■「ゆめこの雪はおとすな」と使にいひてなむ、奉りける。
(『大和物語』一三九段)

これと同じような場面が『源氏物語』「藤袴」にあります。
玉鬘の所に送られてきた兵部卿宮の歌が付けられていたものは、
霜の付いた玉笹でした。「下折れの霜も落とさず持て参れる」
と書かれています。さきの松の上の雪と同じです。なお、
この藤袴の文付枝は徳川美術館蔵『源氏物語画帖』
(土左光則筆)の「藤袴」にもあります。
画面の上には、侍女が玉笹の文付枝をそっと運ぶ様子が、
そして、画面の下には数多くの文に囲まれた玉鬘が描かれて
います。雪や霜が溶けないうちに運ぶという緊迫感が
文付枝の雅趣を支えているのです。

Photo_20231110225701

| |

« やはり今までの | トップページ | ☀️🙋‍♀️❗️おはようございます »

ひとりごと」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



« やはり今までの | トップページ | ☀️🙋‍♀️❗️おはようございます »